日本政策金融公庫の新創業融資制度のメリット
創業融資と言えば、通常次の二つを指していいます。
「日本政策金融公庫が実施している新創業融資制度」
「自治体・銀行・信用保証協会の3者が協力して行っている制度融資」
どちらの融資も、実績も必要なく、担保や保証人も原則必要としない
起業家にとってはありがたい制度です。
それでは、どちらで借りるのが良いのでしょうか?
個人的には、日本政策金融公庫の方がメリットが大きいと考えています。
それは、「代表者が連帯保証人」にならなくていいからです。
これはどういうことかと言うと、会社が創業融資を借りて、仮に事業に失敗し倒産したと
しても、代表者はその後融資の返済義務を負わないのです。
ただし、個人事業主の場合には、その個人が創業融資の借主となるため、事業が失敗した
場合でもその個人は引き続き融資の返済義務が残ってしまいます。
一方、制度融資については、会社の代表者がその融資の連帯保証人となるため、
もし会社からの融資の返済が滞った場合には、代表者に対して融資額の返済が
求められます。
日本政策金融公庫の場合には、創業時の融資という点と、この連帯保証人不要という特徴が
あるので、融資の審査が非常に厳しいのです。