固定費は減らさないといけないの?
利益を増やすために、又は赤字を解消するために「固定費を減らしましょう」と
顧問税理士などから言われたことはないでしょうか?
確かに固定費を減らすことができれば、その分利益は増えるはずですよね。
だからといって、何も考えず固定費を減らしてしまうのは、会社にとって危険な行為です。
特に「この経費の金額は大きいから、ここから減らしましょう」などの発想はとても
危険なことです。
そもそも固定費とは何でしょうか?
それは、「売上を上げるためのパワー」であるということです。
会社の競争力を生み出しているともいえると思います。
つまり、本当に必要な固定費まで削ってしまうと、結果として売上や粗利まで下がって
しまい、本末転倒になりかねません。
固定費を削減する最大の目的は、「利益の最大化」ですよね。
常にこの目的に沿って、必要なのか必要ではないのかを考える必要があるのです。
とりあえず金額が大きく減らしやすいところからという「考え方」はとても危険なので、
注意しましょう。
また、新たな固定費を発生させる時には、なぜそれが自社に必要なのかという理由が
3つなければ採用しないなどのルールを決めておくことも効果的な方法だと思います。
くれぐれも他の会社も採用しているからなどの理由だけで判断するのはやめましょう。