起業したばかりでもお金を借りられる?
起業したばかりの会社にお金を貸してくれるところなんであるはずない。
こんな風に思い込んでいませんか?
これは間違いです。
実績がゼロの起業したての会社でも借りられる金融機関はあります。
それは、日本政策金融公庫と都道府県の自治体などが行っている創業融資です。
例えば、日本政策金融公庫においては、「新創業融資制度」というのがありますが、
何と無担保、無保証で利用できるのです。
しかも、今年に入って制度の改正も行われています。
まず、融資の限度額がこれまでの1,500万円から3,000万円へと変更になりました。
3,000万円のうち運転資金としては1,500万円が限度です。
さらに、自己資金要件も緩和されています。
これまでは、総事業費の3分の1以上の自己資金が要件となっていたのですが、それが
10分の1でOKとなったのです。
具体的に言うと、
改正前であれば、自己資金の2倍までが申込み限度額となっていましたが、改正後は
9倍まで申し込みが可能となったのです。
また、自己資金については、新たに免除要件などもできています。
ただ気をつけてもらいたいのは、要件が広くなった=借りやすくなったという
わけではないということです。
創業融資の申し込みを自分だけでやろうとする起業家の方もいるかと思いますが、
多少お金がかかったとしても、専門家と組んでやる方が、融資を受けられる可能性は
高くなると思いますよ。