なぜ「見せ金」はバレてしまうのか?
日本政策金融公庫の新創業融資制度では、自己資金が必要となります。
よく自己資金が少ない場合などには、一時的に他から借りてきたお金を通帳に入れて、
これを自己資金とできないかという相談を受けることがあります。
このような行為を「見せ金」と呼びます。
これによって、自己資金を大きく見せることができるので、その分借入の申込額も多く
できるため、ついやってしまうという方もいますが、これは違法な行為なのです。
また、せっかくそのために工作したとしても、ほとんどの場合、見破られてしまいます。
なぜバレてしまうのかというと、
金融機関側では、このようなことを想定して、その入金された金額についての
裏付けを求めてくるからです。
日本政策金融公庫の審査では、必ず会社の通帳だけではなく、個人の通帳も確認されます。
そこでそのお金の出所を追及されることになるので、残念ながら見せ金であることが
バレてしまうことがほとんどなのです。
もし見せ金だとわかってしまった場合には、当然その申し込んだ融資が認められない
だけではなく、その行為の経歴が金融機関に残ってしまうので、しばらくの間は融資を
受けられなくなってしまいます。
見せ金には大きなペナルティがあるので、行わないようにしましょう。