売上の正体知っていますか?
社長であれば、誰でも売上を上げたいですよね。
でも売上をどんなに求めても売上を上げることは難しいのです。
なぜなら、売上には実体がないからです。
確かに決算書の中には売上という数字が間違いなく記載されています。
ですが、これは決算書上の概念であって、実体を伴っていません。
それでは、私たちが必死に追いかけている売上の正体とは何でしょう?
それは、
「単価×顧客数×購買頻度」の掛け算で計算されたデータであるということです。
この事実はわかっているようで、わかっていない人が多いのです。
これを理解している社長であれば、「どうすれば売上が上がるのか?」とは悩みません。
「どうすれば購入単価が上がるのか?」
「どうすれば顧客数が増えるのか?」
「どうすれば購買頻度を増やせるのか?」
と考えているからです。
売上という抽象的な言葉で考えていても、曖昧なものであるため、具体的なアクションに
つながりにくいのです。
曖昧な思考からは、曖昧な結果しか生まれません。
これは能力やスキルの問題ではありません。
気づいているか、そうでないかだけの問題です。
単価や顧客数、購買頻度は目で確認できるものなので、具体的な行動をイメージしやすくなり、
結果として行動にも移しやすくなるのです。
さらに数字を活用すると効果が増します。
例えば、単純に「顧客数を増やす」と漠然と考えるよりも、
「毎月新規の顧客を10人増やすためには?」と考えた方が、
アイデアが出てくる気がしませんか?
数字は決して過去の数字を確認するためのものではありません。
未来の目標設定にも使うことができます。
目標と現実のギャップを把握することもできます。
売上を分解して考える習慣をぜひ身につけましょう。