中古の資産を購入すると・・・
中古の資産を購入した場合には、新品の資産を購入した時よりも耐用年数が短くなるため、
減価償却費を早期に多く計上ができます。
中古の減価償却資産の場合の計算方法を紹介します。
1.耐用年数の全部を経過した中古資産
法定耐用年数×0.2
2.耐用年数の一部を経過した中古資産
(法定耐用年数-経過年数)+(経過年数×0.2)
4年落ちのベンツを購入すると節税になるといった話を聞いたことがあると思いますが、
これは中古耐用年数を利用した考え方です。
例えば、新車の自動車の場合、耐用年数が6年となりますので、4年落ちの自動車を
購入した場合の耐用年数はどうなるでしょうか。
(6年-4年)+(4年×0.2)=2.8年 → 2年
1年未満の端数は切り捨てとなります。
そして、耐用年数が2年の場合に償却率は100%となるのです。
期中に購入した場合には、月数で按分する必要はありますが、経費にできる金額が大きくなります。
節税という点から考えれば、中古資産を購入するというのも選択肢の一つですね。